東証グロース市場は米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに動くとの見方がやや後退し、高PER(株価収益率)銘柄の多い新興株相場の重荷となった。日銀が19日まで開く金融政策決定会合の結果公表を前に、持ち高を整理する目的の売りも出やすかった。
東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前週末比10.20ポイント(1.51%)安の667.37だった。グロースCoreも反落した。
グロース市場ではカバーやGENDAが下落した一方、マクビープラは上昇した。15日に2023年2〜10月期連結決算で大幅な増収を発表したテクノロジーも買われた。
値上がり銘柄数145、値下がり銘柄数370と、値下がりが優勢だった。
きょうグロース市場に上場した雨風太陽は公開価格(1044円)を276円(26.43%)上回る1320円で初値を付け、前引けは初値比で213円安の1107円だった。
個別では、かっこがストップ高。THECOO、テクノロジーズ、グッドスピードは一時ストップ高と値を飛ばした。ドラフト、笑美面は年初来高値を更新。モルフォ、アクセルマーク、DAIWA CYCLE、ブリッジコンサルティンググループ、オキサイドが買われた。
一方、エコナビスタが一時ストップ安と急落した。ITbookホールディングス、アミタホールディングス、総医研ホールディングス、アールプランナー、アマガサなど64銘柄は年初来安値を更新。QPS研究所、ダブルエー、シルバーエッグ・テクノロジー、S&J、unerryが売られた。
目次
