値下がり優勢、投資家心理の重荷

東証グロース市場は前日の米株式相場の下落が投資家心理の重荷で、国内新興市場でも売りが優勢だった。前日の米長期金利の上昇も相対的にPER(株価収益率)が高い新興株の逆風として意識された。
市場では「新しい少額投資非課税制度(NISA)開始で高配当銘柄などが選好されやすく、配当を実施していないことも多い新興株に資金が流入しにくい面がありそうだ」との声も聞かれた。
グロース250とグロースCoreは続落。
東証グロース市場250指数の終値は前日比3.18ポイント(0.46%)安の685.90だった。
 
東証グロース市場ではフリーやジーエヌアイ、カバーなどの主力銘柄が下落した。一方、GENDAやアイスペースは上昇した。
値上がり銘柄数212、値下がり銘柄数306と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではアミタホールディングス、LAホールディングス、ブレインズテクノロジー、モビルス、VALUENEXなど6銘柄がストップ高。グラッドキューブは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、ヌーラボ、テックポイント・インク、ナレルグループは昨年来高値を更新。雨風太陽、Amazia、ITbookホールディングス、AViC、AI insideが買われた。
 
 一方、ティーケーピー、農業総合研究所、UUUM、サスメド、セーフィーなど23銘柄が昨年来安値を更新。ボードルア、ティアンドエス、Globee、フィードフォースグルループ、ジャパンM&Aソリューションが売られた。
 
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