値下がり優勢、投資家心理の悪化

 
東証グロース市場は17日につけた終値ベースの年初来安値(632.98)を下回った。日経平均株価が下落するなか、新興株市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。日銀による金融政策の正常化観測を背景に国内金利の先高観が強まっており、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)株の多い新興株市場では相対的な割高感を意識した売りも出やすかった。
グロースCore、グロース250はともに下落。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比5.66ポイント(0.89%)安の627.75だった。
グロース市場ではトライアルやQPS研究所、インテグラルが下落した一方、フリーやライフネット、GENDAが上昇した。
値上がり銘柄数164、値下がり銘柄数348と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、GMO TECH、AHCグループが一時ストップ高と値を飛ばした。トラストホールディングス、モブキャストホールディングス、フーバーブレイン、アイズ、コンヴァノなど8銘柄は年初来高値を更新。地域新聞社、ヘッドウォータース、HPCシステムズ、ヒューマンテクノロジーズ、アイデミーが買われた。
 
 一方、ユナイテッド、ピクスタ、アドバンスト・メディア、クラウドワークス、GMOフィナンシャルゲートなど32銘柄が年初来安値を更新。yutori、海帆、コパ・コーポレーション、ステラファーマ、ビジネスコーチが売られた。
 

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