東証グロース市場は前週末の米ハイテク株安を受けて日経平均株価が大きく下落するなか、新興市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢となった。
グロースCoreも1.7%安と軟調だった。東証マザーズ指数は続落した。終値は前営業日比10.90ポイント(1.44%)安い748.61となり、2023年6月1日以来およそ2カ月半ぶりの安値を付けた。
市場関係者は「決算発表に絡んだ売買が目立った」(中堅証券)と指摘していた。決算で業績低迷が判明した銘柄は売りに押され、下落率が大きくなった。
東証グロース市場ではビジョナルやM&A総研、JTOWERが下げた。一方、サンウェルズやウェルスナビは上げた。
値上がり銘柄数189、値下がり銘柄数336と、値下がりが優勢だった。
個別では、HENNGE、Arent、アジャイルメディア・ネットワーク、東京通信グループ、AmidAホールディングスなど6銘柄がストップ高。エコモット、プレミアアンチエイジング、ポーターズ、クオルテックは一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、トラストホールディングス、ベガコーポレーション、ブロードエンタープライズ、ペイロールなど19銘柄は年初来高値を更新。INFORICH、ペットゴー、ブランジスタ、ホットリンク、いつもが買われた。
一方、ランディックス、リネットジャパングループ、アルファクス・フード・システム、Rebase、クラダシなど9銘柄がストップ安。フーバーブレインは一時ストップ安と急落した。博展、GMOリサーチ、JIG-SAW、グローバルウェイ、ウォンテッドリーなど50銘柄は年初来安値を更新。みらいワークス、monoAI technology、ライトアップ、フリークアウト・ホールディングス、アルーが売られた。
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