値下がり優勢、投資家心理が悪化

 
東証グロース市場は、米長期金利の低下や格付け大手による米国債格下げなどで動意が薄く、売りが優勢だった。東証マザーズ指数、グロースCoreはいずれも反落した。
東証マザーズ指数の終値は前日比8.69ポイント(1.11%)安い771.93だった。東証プライム銘柄が大幅に下落するなかで投資家心理が悪化し、グロース銘柄にも売りが及んだ。国内の長期金利が上昇したこともPER(株価収益率)が高い銘柄が多いグロース銘柄の売りを促したとの指摘もあった。
市場関係者は「グロース市場は売買代金上位の銘柄の変動が乏しく、無風だった」と指摘していた。小口売りに押される銘柄が多い中、買いは一部の直近上場銘柄に集中した。
 
東証グロース市場では、2023年1~6月期決算で通期計画を据え置いたストリームMが売られ、M&A総研も下落した。一方、ラボロAIやタスキは上昇した。
値上がり銘柄数137、値下がり銘柄数376と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、アジャイルメディア・ネットワークがストップ高。ジェイフロンティア、LAホールディングス、ゼネラル・オイスター、アズーム、アララなど10銘柄は年初来高値を更新。ABEJA、ミクリード、エコナビスタ、アイデミー、グリッドが買われた。
 
一方、メディネット、ピー・ビーシステムズ、マクアケ、リボミック、セルソースなど12銘柄が年初来安値を更新。ラバブルマーケティンググループ、ストリームメディアコーポレーション、AeroEdge、ウェッジホールディングス、スマサポが売られた。
 

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