値下がり優勢、投資家心理が悪化

 
東証グロース市場は米国で相次ぐ銀行の経営破綻を受け、投資家心理が悪化し、リスク回避の売りが優勢となった。東証マザーズ指数は続落。グロースCoreは反発した。
東証マザーズ指数の終値は前週末比6.35ポイント(0.83%)安い755.84だった。米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を受けて、前週末の米株式相場が下落しており、国内の新興市場にも運用リスクを避ける動きが広がった。マザーズ指数の下げ幅は一時2%を超えた。
そーせいやジーエヌアイ、エネチェンジが下落した。一方、ビジョナルやフリー、セルシードが上昇した。
値上がり銘柄数112、値下がり銘柄数380と、値下がりが優勢だった。
 
市場関係者は「プライム市場の商いが中心で、銀行株の旗色が悪くなっている分、新興市場の一角で個人が物色している銘柄もみられる」と指摘していた。
 
個別では、マーキュリーリアルテックイノベーター、セルシードがストップ高。インフォネットは一時ストップ高と値を飛ばした。うるる、エーアイなど4銘柄は昨年来高値を更新。サイフューズ、ラバブルマーケティンググループ、メディアシーク、ヘッドウォータース、ランサーズが買われた。
 
 一方、東京通信がストップ安。メディア工房、はてな、フレクト、カルナバイオサイエンス、シンバイオ製薬など11銘柄は昨年来安値を更新。エッジテクノロジー、エディア、モルフォ、TORICO、ブレインズテクノロジーが売られた。
 

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