値下がり優勢、手じまい売り

東証グロース市場は手じまい売りなどに押され気味の軟調な展開となった。東証マザーズ指数は4日続落。グロースCoreは小反発。
東証マザーズ指数の終値は前日比3.40ポイント(0.46%)安い730.43と1月17日以来、2カ月半ぶりの安値水準で終えた。国内外の景気減速懸念の強まりから、買い持ち高を減らす動きが出た。値動きの良さから直近に新規株式公開(IPO)した銘柄が買われた一方、指数を構成する既存銘柄には売りが出やすかった面もあるようだ。
 
東証グロース市場ではビジョナルやケアネット、バイセルが下落した。半面、TKPやGAテクノは上昇。東証が7日売買分から信用取引の規制を解除したヘッドウォは制限値幅の上限(ストップ高水準)で終えた。値上がり銘柄数186、値下がり銘柄数293と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ASJ、ヘッドウォータース、かっこ、Arentがストップ高。ログリーは一時ストップ高と値を飛ばした。フィット、サンクゼール、Finatextホールディングス、メイホーホールディングス、BCCなど10銘柄は年初来高値を更新。東京通信グループ、モンスターラボホールディングス、エーアイ、サンウェルズ、ココルポートが買われた。
 
 一方、アミタホールディングス、夢展望、サンワカンパニー、メディア工房、フーバーブレインなど41銘柄が年初来安値を更新。アイビス、イメージ・マジック、キューブ、ビズメイツ、BTMが売られた。

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