値下がり優勢、手じまい売り

 
東証グロース市場は18日に米長期金利が低下したことでグロース市場銘柄の相対的な割高感が後退した。後場にかけて手じまい売りに押される展開となった。
この日は新興企業銘柄全体に影響する材料がなく、特定のテーマに沿った物色なども目立たなかった。前場は、個別に材料の出た銘柄や値動きの軽さが目立つ銘柄などに個別に買いが入ったが、「個人中心で、上がればすぐ売る」ため、こうした買いの勢いも長続きしなかった。
グロースCore、グロース250はともに下落。
東証グロース市場250指数は3日続落した。終値は前日比4.22ポイント(0.67%)安の628.68だった。年初からの株価下落で含み損を抱えた投資家による戻り待ちの売りが優勢だった。きょうは米国市場が祝日で休場とあって相対的に株価変動リスクが大きい新興銘柄には持ち高整理の売りが出たようだ。
市場では「東証グロース市場250指数はチャート分析上での25日移動平均(624.77近辺)で踏みとどまれるかが今後の焦点」との声が聞かれた。
 
グロース市場では再生細胞薬の承認を巡る思惑でこのところ買われていたサンバイオがきょうは利益確定売りに押された。アストロHDも下げた。一方、カバーやインテGは上昇した。
値上がり銘柄数215、値下がり銘柄数333と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に上場したライスカレーは午前に公開価格(1420円)を140円(9.85%)上回る1560円で初値を付け、終値は初値比132円(8.46%)安の1428円だった。
 
個別では、学びエイド、インテグループ、ストレージ王、ELEMENTS、AHCグループがストップ高。GreenEnergy & Company、G-FACTORY、DAIWA CYCLE、GMO TECH、ジーニーなど12銘柄は年初来高値を更新。GLOE、旅工房、ファンペップ、Recovery International、サイジニアが買われた。
 
 一方、シンカ、ハンモック、Will Smart、D&Mカンパニー、Chordia Therapeuticsなど20銘柄が年初来安値を更新。monoAI technology、グッドパッチ、ケイファーマ、ブレインズテクノロジー、シルバーエッグ・テクノロジーが売られた。
 

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