値下がり優勢、手じまい売りが優勢

 
東証グロース市場は、個人投資家の買いの一部はプライム市場の材料株や新規公開銘柄などに向かい、新興企業市場は手じまい売りが優勢になった。
大型株は9月末の配当の権利取りに向けた買いなどが支えとなり、日経平均株価は連日で最高値を更新した。一方で、「成長期待を前提とした新興株には配当取りを目的とした買いは入りにくく、相対的に資金が流入しづらかった」との指摘があった。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比5.01ポイント(0.65%)安の761.77だった。グロース250は続落、グロースCoreは反発。
グロース市場ではサンバイオやハートシード、FFRIが下落した。一方、タイミーやGENDA、データセクは上昇した。
値上がり銘柄数227、値下がり銘柄数338と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に新規上場したGMOコマスは公開価格の1.8倍となる2131円で初値を付け、終値は初値比359円(16.84%)安の1772円だった。
 
個別では、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、メドレックスがストップ高。ディジタルメディアプロフェッショナルは一時ストップ高と値を飛ばした。WOLVES HAND、オプロ、技術承継機構、フォーライフ、ラキールなど20銘柄は年初来高値を更新。STG、ケイファーマ、和心、フォルシア、INGSが買われた。
 
 一方、レナサイエンスがストップ安。SAAFホールディングス、Chordia Therapeutics、フラー、ペルセウスプロテオミクスは年初来安値を更新。ビーマップ、アディッシュ、Institution for a Global Society、リネットジャパングループ、イオレが売られた。
 

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