東証グロース市場は、寄り付きに買いが膨らんだものの、その後は様子見となり、大引けまで戻り売りに押された。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落。
東証マザーズ指数の終値は前週末比12.61ポイント(1.73%)安い717.03で、安値引けとなった。午後の日経平均株価の下落に伴い投資家心理が悪化し、マザーズ指数も下げ幅を広げた。国内の長期金利が10年ぶりの水準に上昇し、グロース(成長)株の割高感が意識されやすいことも重荷だった。
市場関係者からは「プライム市場の大型株の需給改善に市場参加者の関心が移り、グロース市場は買いが続かなかった」との指摘が出ていた。
東証グロース市場では、アイスペースやビジョナルが下落した。一方、トライトやインフォRは上昇した。
値上がり銘柄数121、値下がり銘柄数409と、値下がりが優勢だった。
個別では、デジタルプラスがストップ高。FFRIセキュリティは一時ストップ高と値を飛ばした。霞ヶ関キャピタル、網屋、BeeX、Photosynth、JMCなど8銘柄は年初来高値を更新。セキュアヴェイル、テクノロジーズ、INTLOOP、Waqoo、トライトが買われた。
一方、メドレックス、グッドスピードがストップ安。データホライゾン、くふうカンパニー、ミンカブ・ジ・インフォノイド、カイオム・バイオサイエンス、日本ナレッジなど17銘柄は年初来安値を更新。エコモット、Birdman、グラッドキューブ、BBDイニシアティブ、サイバー・バズが売られた。
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