値下がり優勢、成長期待の高い銘柄に売り

 
東証グロース市場では、東証マザーズ指数、グロースCoreはともに続落。東証マザーズ指数の終値は前日比8.52ポイント(1.32%)安い636.32だった。米長期金利がなお高い水準にあり、金利の上昇局面で割高感が意識されやすい成長期待の高い銘柄に売りが出た。マザーズ指数は朝高後、午後に下げに転じ、大引けにかけてじり安となってきょうの安値で終えた。
米連邦準備理事会(FRB)は15日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決めた。パウエルFRB議長は記者会見で今後の利上げ幅に関して言及し、米金融政策の先行きに対する過度な警戒感が和らいだ。新興企業向け市場でも朝方は買いが先行したが、買いの勢いは続かなかった。
東証グロース市場ではやメドレーやJTOWER、弁護士COMが下落した。一方で、サンバイオやアドベンチャ、UUUMは上昇した。
値上がり銘柄数133、値下がり銘柄数303と、値下がりが優勢だった。
個別では、キャンバス、クックビズ、ベビーカレンダーがストップ高。ANYCOLOR、タメニーは一時ストップ高と値を飛ばした。博展、GMOリサーチ、リンクバルなど5銘柄は年初来高値を更新。ピクスタ、リベロ、HANATOUR JAPAN、ジェイック、HPCシステムズが買われた。
 
一方、アールプランナー、ストレージ王、海帆、ベガコーポレーション、ソーシャルワイヤーなど38銘柄が年初来安値を更新。プレミアアンチエイジング、窪田製薬ホールディングス、クリアル、バンク・オブ・イノベーション、マーキュリーリアルテックイノベーターが売られた。
 

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