値下がり優勢、売りに押される軟調な展開

 
東証グロース市場は相場全体を押し上げる新規の材料が見当たらない中で、売りなどに押される軟調な展開となった。日経平均株価が軟調に推移し、新興株市場でも運用リスクを回避する動きが出た。グロース250はこのところ上昇基調だったため、目先の利益を確定する目的の売りも出た。グロースCoreはさえない。東証グロース市場250指数の終値は前週末比4.16ポイント(0.58%)安い712.83だった。
グロース市場全体の売買代金も伸びなかった。プライム市場では小型株が相対的に底堅い値動きとなったが、大型株の鈍さを見て新興企業銘柄に買いが向かう展開にはならなかった。
東証グロース市場ではビジョナルやフリー、カバーが売られた一方、弁護士COMやウェルスナビ、オキサイドが買われた。
値上がり銘柄数218、値下がり銘柄数306と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、クリアル、地盤ネットホールディングス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、コンヴァノがストップ高。ジーエヌアイグループ、くすりの窓口、エヌ・ピー・シーは年初来高値を更新。オキサイド、note、セカンドサイトアナリティカ、JMC、ココルポートが買われた。
 
一方、総医研ホールディングス、バンク・オブ・イノベーション、Kudan、シンバイオ製薬、ELEMENTSなど14銘柄が年初来安値を更新。Delta-Fly Pharma、NANO MRNA、サンワカンパニー、バリュークリエーション、トラストホールディングスが売られた。
 
 
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次