東証グロース市場は米長期金利の上昇が一服しており新興企業株には追い風となりそうだが、グロース250は、取引開始直後はプラス圏で推移するも次第に値を消し、後場はマイナスで推移した。アジア株安などを背景に日経平均株価が午後の取引で一時下落に転じるなど日本株全体が伸び悩み、新興市場銘柄にも売りが波及した。「引き続きグロース市場の人気が薄くなっている」との声が聞かれた。グロースCoreはしっかり。東証グロース市場250指数の終値は前週末比1.10ポイント(0.16%)安い678.06だった。
東証グロース市場ではビジョナルや弁護士COM、TKPが下げた一方、フリーやカバー、ウェルスナビが上げた。
値上がり銘柄数208、値下がり銘柄数318と、値下がりが優勢だった。
個別では、Welbyがストップ高。ピクスタ、HENNGE、大泉製作所、日本リビング保証は年初来高値を更新。GENOVA、メドレックス、カバー、ランサーズ、スペースマーケットが買われた。
一方、Chatwork、NexToneがストップ安。総医研ホールディングス、アマガサ、駅探、勤次郎、ニューラルグループなど27銘柄は年初来安値を更新。ランディックス、WDBココ、セレンディップ・ホールディングス、リプロセル、イーディーピーが売られた。
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