東証グロース市場は米金融引き締めへの警戒から16日の米株式相場が下落し、国内のグロース銘柄にも売りが波及した。東証マザーズ指数は下値模索。グロースCoreは反落。東証マザーズ指数の前引けは前日比11.43ポイント(1.57%)安い715.07だった。一時は708.75まで下落し、1月に付けた年初来安値を下回った。
市場では「個人が新興市場に関心を向けるきっかけになる新規株式公開(IPO)が一巡しており、グロース銘柄の独自の買い材料も乏しいため、下値模索の状況が続きそう」との声が聞かれた。
東証グロース市場では今期減益の見通しを示した総医研HDが下落した。モンラボも下げた。一方、カバーやジーエヌアイは上昇した。
値上がり銘柄数120、値下がり銘柄数405と、値下がりが優勢だった。
個別では、アマナ、ヘッドウォータースがストップ高。ジーエヌアイグループ、シノプス、プレミアアンチエイジング、ドラフト、jig.jpなど9銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、セキュア、アクリート、セルソース、AIAIグループが買われた。
一方、ITbookホールディングス、総医研ホールディングス、アスカネット、ビリングシステム、アクセルマークなど95銘柄が年初来安値を更新。unerry、サイフューズ、マイクロアド、クリーマ、オークファンが売られた。
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