東証グロース市場は国内の長期金利が上昇するなか、高PER(株価収益率)銘柄の多い新興株の割高感を意識した売りが優勢だった。
グロースCoreは反落。証グロース市場250指数は反落した。前引けは前週末比7.26ポイント(1.13%)安の637.55だった。今週は18日に半導体メモリー大手のキオクシアがプライム市場に、19日には料理動画サービス「クラシル」を手掛けるdelyがグロース市場に上場する。市場では「個人投資家は大型の新規株式公開(IPO)に向けて資金を温存している可能性もあり、積極的に買いに動きにくい」との見方があった。
グロース市場ではカバーやGENDA、アストロHDが下落した。一方、ハートシードやリッジアイ、ナレルGは上昇した。
値上がり銘柄数170、値下がり銘柄数383と、値下がりが優勢だった。
個別ではHeartseed、Ridge-iがストップ高。イオレは一時ストップ高と値を飛ばした。インフォメティス、ラクサス・テクノロジーズ、パルマ、シャノン、シェアリングテクノロジーなど10銘柄は年初来高値を更新。エアークローゼット、Liberaware、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、スリー・ディー・マトリックス、ヒューマンクリエイションホールディングが買われた。
一方、学びエイドがストップ安。ジンジブ、マテリアルグループ、Will Smart、PRISM BioLab、アミタホールディングスなど31銘柄は年初来安値を更新。スマレジ、ジャパンM&Aソリューション、モルフォ、カラダノート、デリバリーコンサルティングが売られた。
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