東証グロース市場は、前日の米株安を受けて国内新興市場でも売りが先行したものの、次第に新興株の出遅れ感に着目した買いが優勢になり、指数は小幅高に転じた。
市場では「足元で日経平均株価の上値が重い展開となっており、値動きが軽い新興銘柄を選好する動きも出始めているようだ」との声が聞かれた。
グロースCoreは小幅安。一方、グロース250は強含み。
東証グロース市場250指数の終値は前日比1.14ポイント(0.16%)高の716.41だった。
東証グロース市場では、カバーやフリー、ジーエヌアイなどの主力銘柄が上昇した。一方、弁護士COMやGMO-FGは下落した。
値上がり銘柄数219、値下がり銘柄数308と、値下がりが優勢だった。
個別ではビートレンド、売れるネット広告社、デリバリーコンサルティングがストップ高。エムビーエス、ドリコム、sMedio、インテグラル、GMOメディアなど8銘柄は昨年来高値を更新。QPS研究所、ピアズ、サンバイオ、バーチャレクス・ホールディングス、ELEMENTSが買われた。
一方、Kudan、カルナバイオサイエンス、ブライトパス・バイオ、デコルテ・ホールディングスが昨年来安値を更新。コパ・コーポレーション、アイリッジ、マクアケ、JIG-SAW、データセクションが売られた。
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