東証グロース市場は前日に米株式相場の主要株価指数が下落し、国内の新興銘柄も売りが優勢となった。東証グロース市場250は前日に2カ月ぶりの高水準まで上昇していたことから、利益確定目的の売りも相場の重荷になった。 グロースCoreもさえない。
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反落、終値は前日比10.16ポイント(1.40%)安い713.10だった。
前日までに上昇していた銘柄が多く、休日を前に手じまいの動きが出て全体に軟調な一日だった。ただ、新規上場のバリューCは好スタートを切ったほか、上昇に勢いが付いた一部の銘柄は買いを集めた。「日本株全体の水準が切り上がったことで、信用取引を手がける個人の買い余力は少し上がっている」とされ、東証グロース市場250も下げ幅は限られた。
東証グロース市場では、ウェルスナビやカバーが下落した。一方、GENDAやカイオムは上昇した。
値上がり銘柄数195、値下がり銘柄数334と、値下がりが優勢だった。
22日に東証グロース市場に新規上場したバリューCは公開価格(1790円)を1300円(72.62%)上回る3090円で初値を付け、終値は初値比374円(12.10%)安の2716円だった。
個別ではアーキテクツ・スタジオ・ジャパン、Birdmanがストップ高。ペルセウスプロテオミクスは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、GMOメディア、SERIOホールディングスなど4銘柄は年初来高値を更新。Delta-Fly Pharma、サスメド、トラストホールディングス、カイオム・バイオサイエンス、アライドアーキテクツが買われた。
一方、アミタホールディングス、勤次郎、バンク・オブ・イノベーション、ELEMENTS、日本動物高度医療センターなど6銘柄が年初来安値を更新。ウェルスナビ、アジャイルメディア・ネットワーク、Welby、クオリプス、サイバー・バズが売られた。
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