東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは下落。東証マザーズ指数の前引けは前日比4.82ポイント(0.56%)安い859.95だった。プライム銘柄と比べた相対的な出遅れ感からグロース市場銘柄にはこのところ買いが続いていたが、きょうは個人投資家による目先の利益確定売りに押された。
本日東証グロース市場に新規上場するアイデミー、リアルゲイトは前場時点ではともに買い注文が売り注文を上回って値付かずとなっており、個人投資家の買い意欲の旺盛さが窺える。含み損益の改善した個人投資家による既存新興株に対する物色意欲が高まる展開に期待したい。
市場では「マザーズ指数は25日移動平均の上方乖離率が10%まで拡大しており、テクニカル指標面でも過熱感が意識されやすかった」との見方があった。
東証グロース市場ではカバーやM&A総研が下落した。一方、ABEJAやグロービーは上昇した。
値上がり銘柄数186、値下がり銘柄数299と、値下がりが優勢だった。
きょうグロース市場に上場したアイデミーは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値は公開価格(1050円)を742円(70.7%)上回る1792円に切り上げた。
同じくきょうグロース市場に上場したリアルゲイトも買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値は公開価格(1790円)を1260円(70.4%)上回る3050円に切り上げた。
個別では、海帆がストップ高。ジェイフロンティア、JMCは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、イオレ、BRUNO、オークファン、メディア工房など29銘柄は年初来高値を更新。サスメド、BlueMeme、クリアル、ソフトフロントホールディングス、セレンディップ・ホールディングスが買われた。
一方、シーユーシーがストップ安。地域新聞社、バルミューダなど3銘柄は年初来安値を更新。フーバーブレイン、ブランジスタ、ライトアップ、BTM、インフォネットが売られた。
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