値下がり優勢、利益確定売り

 
東証グロース市場は手掛かり材料が乏しかったことから買いが続かず、利益確定売りに押される銘柄が目立った。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落した。
東証マザーズ指数の終値は前日比2.99ポイント(0.40%)安い750.83だった。決算発表シーズンを控え、持ち高調整を目的とした売りがやや優勢だった。日本時間25日の米株価指数先物が軟調に推移したことも重荷となった。
 
東証グロース市場では、タメニーやチャットW、グッドパッチが下落した。一方、サイフューズやセルシード、カルナバイオは上昇した。
値上がり銘柄数172、値下がり銘柄数314と、値下がりが優勢だった。
 
25日に東証グロース市場に新規上場したレオスは、午前に公開価格(1300円)を430円(33.1%)上回る1730円で初値を付けた。終値は初値比31円(1.8%)安の1699円だった。
 
市場関係者からは「プライム市場の主力株に買いが集まり、小型株は置いていかれた」、「投資資金が入ってきていない」と、投資家の物色意欲が弱いとする見方が多かった。ただ、直近に新規上場した銘柄は値動きが良く、商いが活発だった。
 
個別ではカルナバイオサイエンス、Arentがストップ高。海帆、アクアライン、HANATOUR JAPAN、ベストワンドットコム、クラシコムなど12銘柄は年初来高値を更新。ラストワンマイル、サイフューズ、エルテス、マイクロアド、ジェノバが買われた。
 
 一方、ケアネット、地域新聞社、夢展望、サンワカンパニー、ビリングシステムなど35銘柄が年初来安値を更新。Welby、グッドパッチ、タメニー、関通、アルファクス・フード・システムはが売られた。
 

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