東証グロース市場は前日に米国株が大幅安となったことで利益確定売りが優勢となった。ただ、「個人投資家の物色意欲は活発」といい、値動きの良い銘柄には短期筋の買いが集まった。東証マザーズ指数が7営業日ぶりに反落し、グロースCoreも反落した。東証マザーズ指数の終値は前日比14.15ポイント(1.82%)安の762.19だった。
日銀が10日まで開いた金融政策決定会合で現行の金融緩和策の維持を決めた。マザーズ指数は下げ幅を縮める場面もあったが「現状維持は想定通り」との受け止めが多く、買いは続かなかった。
ビジョナルやフリー、M&A総研が下げた。一方で、ステムリムやエネチェンジ、クラウドWは上げた。
値上がり銘柄数109、値下がり銘柄数380と、値下がりが優勢だった。
個別ではインフォネットがストップ高。デジタルプラス、BlueMeme、エーアイ、INCLUSIVEは一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、ジーニー、ギックスなど4銘柄は昨年来高値を更新。Success Holders、ラバブルマーケティンググループ、Birdman、Delta-Fly Pharma、サイフューズが買われた。
一方、BTMが一時ストップ安と急落した。リニューアブル・ジャパンは昨年来安値を更新。トラース・オン・プロダクト、Unipos、カヤック、メタリアル、エディアが売られた。
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