東証グロース市場は、グロースCoreは小幅高。一方で東証マザーズ指数は軟調。東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比3.94ポイント(0.53%)安の743.89だった。マザーズ指数は前日まで4日続伸していたとあって、短期的な利益を確定する売りが優勢となった。朝方は前日の米株高を受けて上昇する場面があったが、買い一巡後に下げに転じた。
値動きが軽い直近の新規株式公開(IPO)銘柄の一角など、個別の商いは活発だった。相場全体の方向感は乏しかった。2022年12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間の今夜に控えて模様眺めの投資家が多かったようだ。
読売新聞が12日付朝刊で「日銀が大規模緩和に伴う副作用を点検する」と報じ、金融政策修正への警戒感が広がったことで、個人投資からの興味が銀行株などに向かった。「新興市場は買いの外だ」と物色対象から外れたようだ。
東証グロース市場では、エニーカラーやネクストーン、サンバイオが下げた。一方でビジョナルやJTOWER、エヌ・ピー・シーは上げた。
値上がり銘柄数203、値下がり銘柄数282と、値下がりが優勢だった。
個別では、シャノン、グッピーズ、BTMがストップ高。海帆、FIXER、オキサイド、ブリッジインターナショナル、フーディソンなど7銘柄は昨年来高値を更新。ELEMENTS、ラキール、イオレ、エヌ・ピー・シー、アララが買われた。
一方、バルミューダが昨年来安値を更新。jig.jp、アルファクス・フード・システム、Delta-Fly Pharma、ウェルプレイド・ライゼスト、アズームが売られた。
目次
