値下がり優勢、利益確定売り

 
東証グロース市場は、前週末の米国株下落を受けて投資家心理が悪化した。東証マザーズ指数、グロースCoreはいずれも3営業日続落。「今後の新規上場ラッシュを控えて投資家の資金が分散している」といい、新興企業市場全体では利益確定売りが優勢となり、物色は少数の銘柄に集中した。東証マザーズ指数の終値は前週末比12.06ポイント(1.56%)安い762.77となり、約1カ月ぶりの安値となった。利上げで景気が冷え込むとの警戒から16日の米株式相場が下落し、国内の新興銘柄にも売りが波及した。
値上がり銘柄数128、値下がり銘柄数357と、値下がりが優勢だった。
CANBASやEDPが下落した。一方、ワンプラは一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。
 
きょうグロース市場に上場したトリドリは、午後に公開価格(1500円)を1233円(82.2%)上回る2733円で初値を付け、終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比500円(18.3%)安の2233円で配分された。
 
 
個別ではフーディソンがストップ高。ディー・ディー・エス、ワンダープラネットは一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、ディジタルメディアプロフェッショナル、勤次郎、キャンバス、トライアイズなど13銘柄は年初来高値を更新。海帆、property technologies、スカイマーク、ジェイテック、Finatextホールディングスが買われた。
 
 一方、トリドリ、ウェルプレイド・ライゼストがストップ安。ベースフード、ジェイグループホールディングス、ピクスタ、コラボス、ソーシャルワイヤーなど52銘柄は年初来安値を更新。Rebase、INTLOOP、イメージ・マジック、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、トラース・オン・プロダクトがに売られた。
 

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