値下がり優勢、利益確定売り

 
東証グロース市場は、東京株式市場全般は方向感を欠く展開となり、グロース市場も軟調な推移となった。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前営業日比8.20ポイント(1.06%)安の766.78だった。
前日の米株式市場の下落を受けた売りが優勢だった。
市場では「大型株が選好される中で新興株を買う材料が少ない。グロース市場の資本効率改善には時間がかかるとの見方から年初来の上昇が一服し、新興株には利益確定売りも出ている」との見方があった。
ただ、「半導体関連株などが調整局面を迎えれば、グロース250も75日移動平均線付近まで下落してきており、反発は近い」との声も聞かれた。
グロース市場ではサンバイオやMTG、GENDAが下落した。一方、トライアルやフリー、インテグラルは上昇した。
値上がり銘柄数201、値下がり銘柄数372と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではディジタルメディアプロフェッショナル、アディッシュがストップ高。データセクションは一時ストップ高と値を飛ばした。ハッチ・ワーク、Will Smart、WOLVES HAND、オプロ、サンクゼールなど25銘柄は年初来高値を更新。BlueMeme、トゥエンティーフォーセブンホールディングス、FRONTEO、Waqoo、スリー・ディー・マトリックスが買われた。
 
一方、Institution for a Global Societyがストップ安。SAAFホールディングス、Chordia Therapeuticsは年初来安値を更新。オンデック、ビーマップ、ZenmuTech、メドレックス、ジンジブが売られた。
 

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