東証グロース市場は前日に大幅に上昇していた反動で、利益確定売りが出た。3連休前でポジションを調整する動きもある。市場では「日銀の追加利上げ観測がくすぶっており、高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株市場では相対的な割高感が意識される要因として警戒されている」との声が聞かれた。
グロースCoreは下落。東証グロース市場250指数も反落した。前引けは前日比6.93ポイント(1.06%)安の646.34だった。
グロース市場ではタイミーやGENDAが下落した。一方、ジーエヌアイやCANBASは上昇した。
値上がり銘柄数200、値下がり銘柄数335と、値下がりが優勢だった。
個別では、プロディライト、雨風太陽がストップ高。スペースマーケットは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、トヨクモ、ボードルア、スマレジ、キャンバスなど10銘柄は年初来高値を更新。フルッタフルッタ、ピー・ビーシステムズ、ジーエヌアイグループ、マーキュリー、コンヴァノが買われた。
一方、ジンジブ、マーソ、Birdman、AeroEdge、GLOEが年初来安値を更新。ジャパンM&Aソリューション、タイミー、GA technologies、プレミアアンチエイジング、ベガコーポレーションが売られた。
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