東証グロース市場は利益確定売りが優勢となって値下がりする銘柄が多かった。東証グロース市場250指数は続落。グロース250は前週末に続き朝高後に失速しており、「小型株を見直す動きは一巡しつつあるようだ」という。日米で金利が上昇していることも、成長期待で買われる新興企業銘柄には重しになった可能性がある。
ただ、直近上場銘柄の一部などには値動きの軽さを見た買いが入った。一巡感が出たサンバイオやクオリプスに代わってセルシードが買われるなど、引き続き材料株物色も見られ、個人の投資意欲の根強さをうかがわせた。
グロース250とグロースCoreは続落。東証グロース市場250指数は続落した。終値は前週末比12.04ポイント(1.82%)安の649.20だった。
グロース市場ではインテグラルやフリー、弁護士COMが下落した一方、GENDAやセルシード、ペルセウスが上昇した。
値上がり銘柄数193、値下がり銘柄数360と、値下がりが優勢だった。
個別ではPostPrime、ペルセウスプロテオミクス、リグア、セルシードがストップ高。gooddaysホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。アールプランナー、ビリングシステム、GMOリサーチ&AI、ココペリ、オンコセラピー・サイエンスなど16銘柄は年初来高値を更新。ホープ、ROBOT PAYMENT、Chordia Therapeutics、ELEMENTS、ジェノバが買われた。
一方、地域新聞社、ENECHANGEがストップ安。AHCグループは一時ストップ安と急落した。Veritas In Silico、Lib Work、ロゴスホールディングス、BRUNO、Mマートなど12銘柄は年初来安値を更新。インテグループ、GMO TECH、インテグラル、クオリプス、レジルが売られた。
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