東証グロース市場は、朝は値頃感などから買いも入ったが、勢いは続かず、利益確定売りに押され徐々に値下がり銘柄数が増えた。
国内債券市場で長期金利が上昇傾向にあるなか、相対的な割高感が意識されやすい新興株には売りが優勢だった。日経平均株価が朝高後下げに転じるなど相場全体の地合い悪化も重荷となり、グロース250指数はきょうの安値で終えた。朝方は米ハイテク株高の流れを受けて上昇する場面もみられた。東証グロース市場250指数の終値は前日比9.04ポイント(1.41%)安の633.41だった。グロースCoreも下落した。
グロース市場ではカバーやフリーが下落した。一方、QPS研究所やBASEは上昇した。値上がり銘柄数195、値下がり銘柄数317と、値下がりが優勢だった。
個別では、アイズ、AHCグループ、ビジネスコーチがストップ高。トラストホールディングス、フーバーブレイン、ステラファーマ、GMO TECH、トラース・オン・プロダクトなど10銘柄は年初来高値を更新。トリプルアイズ、エヌ・ピー・シー、Arent、売れるネット広告社、Laboro.AIが買われた。
一方、cotta、アドバンスト・メディア、クラウドワークス、クラスターテクノロジー、ミンカブ・ジ・インフォノイドなど18銘柄が年初来安値を更新。コンヴァノ、クリアル、ナルネットコミュニケーションズ、コパ・コーポレーション、セキュアが売られた。
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