値下がり優勢、利益確定の売り

 
東証グロース市場は前日までの続伸の影響もあって利益確定の売りが優勢となった。東証マザーズ指数は5営業日ぶり反落した。終値は前日比19.50ポイント(2.25%)安い845.27だった。プライム銘柄と比べた出遅れ感からグロース市場銘柄はこのところ買いが続いていたが、きょうは利益確定売りに押された。
朝方500円近く上昇したGlobeeは結局大幅安で終わるなど、不安定な値動きをする銘柄が散見された。「海外勢の買い姿勢が続く一方、個人は売ったり買ったりで出入りが激しい」という。
一方、新規上場銘柄はこの日も人気で、リアルゲイトは公開価格を大きく上回って推移し、アイデミーは買い気配のまま初日の売買が成立しなかった。ただ、個人の資金には限りがあるためか、直近IPO銘柄も上昇の勢いが鈍ると売りが出てくるようで、13日に上場したABEJAは商いを伴って大きく値を下げた。
東証グロース市場ではABEJAやカバーが下落した。一方、モンラボやジーエヌアイは上昇した。
値上がり銘柄数119、値下がり銘柄数392と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に新規上場したリアルゲイトは公開価格(1790円)の2.1倍にあたる3810円で初値を付け、終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)となる初値比700円(18.4%)安の3110円で配分された。
 
同じくきょうグロース市場に上場したアイデミーは買い気配のまま取引を終えた。気配値を公開価格(1050円)の2.3倍にあたる2415円まで切り上げた。
 
個別では、海帆、テックファームホールディングスがストップ高。ジェイフロンティア、JMC、イメージ・マジックは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、イオレ、BRUNO、オークファン、メディア工房など30銘柄は年初来高値を更新。サスメド、クリアル、セレンディップ・ホールディングス、ソフトフロントホールディングス、INFORICHが買われた。
 
一方、リアルゲイト、シーユーシー、プログリットがストップ安。地域新聞社、バルミューダなど3銘柄は年初来安値を更新。ラストワンマイル、Globee、ブランジスタ、インフォネット、フーバーブレインが売られた。
 

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