東証グロース市場は前日の米株式市場で半導体関連株が下落した流れを引き継ぎ、日経平均株価が軟調に推移したなか、新興株市場でも目先の利益を確定する売りが優勢だった。東証グロース市場で時価総額が上位の主力株に売りが目立った。
グロース市場では全体の63%の銘柄が値下がりした。「大型株の値動きが良く、グロース市場上場銘柄の人気が低下している」の声があった。こうした中、QPS研に商いが集中した。グロース市場の売買代金は2012億円と昨年7月以来の高い水準となった。
グロース250は反落、グロースCoreは続落
東証グロース市場250指数の終値は前日比6.67ポイント(0.93%)安の709.74だった。
グロース市場ではカバーやジーエヌアイ、インテグラルが下落した一方、ライフネットやQPS研究所、フレクトが上昇した。
値上がり銘柄数167、値下がり銘柄数356と、値下がりが優勢だった。
個別ではフレクト、ELEMENTS、売れるネット広告社、デリバリーコンサルティング、リベロがストップ高。トライアイズは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、ドリコム、シノプス、パワーソリューションズ、QPS研究所など10銘柄は昨年来高値を更新。スマートドライブ、ティムス、フィードフォースグループ、ユニフォームネクスト、yutoriが買われた。
一方、ヘリオス、Success Holders、ノイルイミューン・バイオテック、モイ、リンカーズなど9銘柄が昨年来安値を更新。ストリームメディアコーポレーション、ベビーカレンダー、フォースタートアップス、サンクゼール、ジーエヌアイグループが売られた。
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