東証グロース市場は日銀が23〜24日に開く金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの観測が広がり、株価の重荷となった。市場では「金利の先高観から相対的に割高感が意識されやすい新興株を売る動きが出たようだ」との声が聞かれた。一方、前日の米ハイテク株の流れが相場を支えた。全体の方向性が見えない中で、個別材料による日替わり物色が続いている。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は3日続落した。終値は前日比1.25ポイント(0.20%)安の629.86だった。
グロース市場ではGENDAやカイオムは下落した。一方、visumoやヘリオスが上昇した。
値上がり銘柄数233、値下がり銘柄数329と、値下がりが優勢だった。
個別では、グリーンモンスター、ククレブ・アドバイザーズ、レナサイエンス、note、テックポイント・インクがストップ高。Will Smart、visumo、アイリッジ、マーキュリー、Smile Holdingsは一時ストップ高と値を飛ばした。Aiロボティクス、グロービング、Terra Drone、ランディックス、トヨクモなど10銘柄は昨年来高値を更新。ヘリオス、識学、Birdman、リアルゲイト、AHCグループが買われた。
一方、ロゴスホールディングスがストップ安。INGS、TMH、ラクサス・テクノロジーズ、Synspective、ビースタイルホールディングスなど16銘柄は昨年来安値を更新。VRAIN Solution、モビルス、トゥエンティーフォーセブン、カイオム・バイオサイエンス、ispaceが売られた。
目次
