値下がり優勢、個人投資家は神経質な様子

 
東証グロース市場では、東証マザーズ指数は軟調。グロースCoreは小幅安。東証マザーズ指数の前引けは前日比4.13ポイント(0.56%)安の729.70だった。主力の高PBR(株価純資産倍率)銘柄で軟調に推移するものが目立った。
東証のPBR1倍割れ銘柄への改善策要請を背景に「投資家の関心がプライム市場の低PBR銘柄に移っている」との指摘が出ていた。
マザーズ指数は朝高後に失速し、結局、200日移動平均線を再び下回っている。指数寄与度のない直近の新規株式公開(IPO)銘柄に物色が集中しやすいとはいえ、売買代金上位の銘柄は売り優勢で、個人投資家は神経質な様子。今晩の米雇用統計を控えた警戒感から、全体的に買い戻しの動きは限られているようだ。
東証グロース市場ではビジョナルやフリー、バイセルが下落した。一方、TKP、ライフネットは上げた。
値上がり銘柄数179、値下がり銘柄数294と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ASJ、かっこ、ログリーが一時ストップ高と値を飛ばした。フィット、サンクゼール、Finatextホールディングス、メイホーホールディングス、BCCなど8銘柄は年初来高値を更新。東京通信グループ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、ハルメクホールディングス、タカヨシ、エーアイが買われた。
 
一方、アミタホールディングス、夢展望、サンワカンパニー、メディア工房、フーバーブレインなど38銘柄が年初来安値を更新。イメージ・マジック、キューブ、INFORICH、サインド、BTMが売られた。
 

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