値下がり優勢、個人投資家の売り

 
東証グロース市場は日経平均株価が大幅続伸し、3万5000円台に乗せるなどプライム市場は活況だが、資金がプライム市場に集中したことでグロース市場は閑散で小安い展開となった。上値の重さから東証グロース市場に上場する銘柄には個人投資家の売りも出た。前日の米株高は支えで上昇する場面もあったが、米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間11日夜に控えていることもあり方向感は乏しかった。
市場関係者によると「大型株に関心が集まっており、中小型株の人気が薄くなっている」との声が聞かれた。
グロースCoreは小幅高。東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに小幅反落した。終値は前日比1.50ポイント(0.21%)安の706.19だった。
 
グロース市場ではQPS研究所やナルネットが下落した。一方、カバーやジーエヌアイは上昇した。
値上がり銘柄数190、値下がり銘柄数345と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ソーシャルワイヤー、ジィ・シィ企画、Amazia、プログリットがストップ高。ニッソウ、テックポイント・インク、さくらさくプラス、ジャパンM&Aソリューション、リニューアブル・ジャパンは昨年来高値を更新。ウェルプレイド・ライゼスト、メンタルヘルステクノロジーズ、フーディソン、Zenken、バリュークリエーションが買われた。
 
 一方、エスネットワークス、ハウテレビジョン、グローム・ホールディングス、タカヨシが昨年来安値を更新。売れるネット広告社、ナルネットコミュニケーションズ、イーディーピー、ispace、ELEMENTSが売られた。
 
 

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