値下がり優勢、個人による循環物色

 
東証グロース市場は前日の米株式市場が休場で手掛かり難のなか、持ち高整理などを目的とした売りがやや優勢だった。様子見ムードも広がりやすく、指数は小幅な動きにとどまった。グロースCore、東証マザーズ指数はともに軟調。東証マザーズ指数の終値は前日比6.90ポイント(0.84%)安の810.74だった。
直近新規株式公開(IPO)銘柄に資金が集まり、売買は活況だった。既存銘柄は全体に軟調となってマザーズ指数は下落した。業績予想を上方修正した霞ヶ関キャがにぎわうなど決算発表への反応は引き続き敏感だった。海外投資家の取引は少なく、「個人による循環物色」となった。
 
グロース市場では弁護士COMとビジョナルが下落した。一方、ウェルスナビとアイスペースが上昇した。
値上がり銘柄数146、値下がり銘柄数369と、値下がりが優勢だった。
 
5日に東証グロース市場に新規上場したブリーチは、公開価格(1340円)を263円(19.6%)上回る1603円で初値を付けた。終値は1500円だった。
 
4日に東証グロース市場に新規上場したエアロエッジは上場2日目となる5日、公開価格(1690円)の3.5倍となる5860円で初値を付けた。終値は6470円だった。
 
個別では、霞ヶ関キャピタル、免疫生物研究所、GRCSがストップ高。ツクルバ、ジェイグループホールディングス、海帆、ゼネラル・オイスター、バルニバービなど17銘柄は年初来高値を更新。アルファクス・フード・システム、ヘリオス、ウェッジホールディングス、フィーチャ、Delta-Fly Pharmaが買われた。
 
一方、ディー・ディー・エス、CINC、I-ne、リアルゲイト、クラダシなど9銘柄が年初来安値を更新。トランザクション・メディア・ネットワークス、ブリッジコンサルティンググループ、Waqoo、スパイダープラス、ソーシャルワイヤーが売られた。
 

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