東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreはともに続落。東証マザーズ指数の前引けは祝日前の22日終値に比べ5.28ポイント(0.70%)安い747.47だった。一時取引時間中としては約1カ月ぶりの低水準を付けた。祝日前に75日線や200日線を下放れた日経平均が再び同水準に戻ってきたことは、海外短期筋の売り転換を防ぐ意味でポジティブに捉えられるものの、足元の個人投資家の物色意欲の低下はやや気掛かりだ。米長期金利が高止まりするなか、国内の新興市場では相対的にPER(株価収益率)の高い主力株の一角に売りが出た。
そーせいやEDP、TKPが下落した。一方、オキサイドやeWeLL、サスメドは上昇した。
値上がり銘柄数221、値下がり銘柄数258と、値下がりが優勢だった。
市場からは足元の米長期金利の高止まりが逆風となっているほか、「国内の低PBR(株価純資産倍率)銘柄の人気で新興市場に投資家の目が向いていない」との声が聞かれた。
個別では東京通信、イメージ・マジックが一時ストップ高と値を飛ばした。サンクゼール、ユニフォームネクスト、エディア、スタメン、ワンキャリアなど11銘柄は昨年来高値を更新。ラストワンマイル、Green Earth Institute、HPCシステムズ、サスメド、タメニーが買われた。
一方、FRONTEO、グランディーズ、ヤプリ、i-plug、エクサウィザーズなど10銘柄が昨年来安値を更新。INTLOOP、ファンペップ、グラッドキューブ、イーディーピー、ブランディングテクノロジーが売られた。
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