値下がり優勢、中小型株は人気薄

 
東証グロース市場は、同日の東京株式市場で日経平均株価が史上最高値を更新。投資家の関心は大型株に向かいやすく、新興株に資金を振り向ける動きは限られた。
グロースCoreは軟調。東証グロース市場250指数は3日続落した。終値は前日比3.24ポイント(0.43%)高の742.11だった。
市場関係者によると「日経平均の高値更新が注目されたプライム市場の主力銘柄に関心が集まっており、中小型株の人気が薄くなっている」との声が聞かれた。
 
グロース市場ではジーエヌアイやカバーが下落した。一方、ラボロAIやABEJAは上昇。米半導体大手エヌビディアが21日発表した好決算を手がかりに、人工知能(AI)関連銘柄の物色は活発だった。値上がり銘柄数190、値下がり銘柄数340と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場したヴレインSは公開価格(2990円)を73.57%上回る5190円で初値をつけ、終値は初値比620円(11.94%)高の5810円だった。
 
個別では、海帆、Laboro.AI、ナルネットコミュニケーションズがストップ高。Institution for a Global Society、ZUUは一時ストップ高と値を飛ばした。ピクスタ、モルフォ、ニフティライフスタイル、ヌーラボ、ファーストアカウンティングなど10銘柄は昨年来高値を更新。INFORICH、BTM、ミクリード、シャノン、バーチャレクス・ホールディングスが買われた。
 
 一方、サスメド、バルテス・ホールディングス、シンバイオ製薬、日本ホスピスホールディングス、INCLUSIVEなど9銘柄が昨年来安値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、monoAI technology、コパ・コーポレーション、ペルセウスプロテオミクス、ノイルイミューン・バイオテックが売られた。
 

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