値下がり優勢、下値模索の展開

 
東証グロース市場は、米長期金利は4.6%台まで下落しているものの、ナスダックの大幅安や原油価格が上昇してインフレ長期化への警戒が広がったこと、中東情勢の不透明感などを受けて新興株を手掛けにくい地合いが続いている。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに続落した。
東証マザーズ指数の前引けは前週末比17.41ポイント(2.55%)安い665.83と、10月4日に付けた年初来安値(677.80)を下回った。後場のマザーズ指数は、下値模索の展開となろう。
市場では「新興株に信用買いを入れていた個人投資家が持ち高解消売りを迫られている」との指摘があった。
 
東証グロース市場ではカバーやジーエヌアイが下落した。一方、エヌピーシーや海帆は上昇した。
値上がり銘柄数106、値下がり銘柄数419と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ラストワンマイルがストップ高。ASJ、ベースフード、エヌ・ピー・シーは年初来高値を更新。メタリアル、ココナラ、アクアライン、アジャイルメディア・ネットワーク、TWOSTONE&Sonsが買われた。
 
一方、ITbookホールディングス、メディネット、アスカネット、ティーケーピー、テックファームホールディングスなど101銘柄が年初来安値を更新。きずなホールディングス、ARアドバンストテクノロジ、グッドパッチ、ビザスク、アイドマ・ホールディングスが売られた。
 
 

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