東証グロース市場は、朝方米株高を支援材料に幅広い銘柄に買いが入ったが、買い一巡後は下げに転じた。マザーズ指数は前日までに3日続伸しており、上げ幅も大きかったことから戻り待ちの売りが重荷となった。
24~26日に国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の開催を控え、国内新興市場でも持ち高を調整する動きが優勢との見方もあった。
米国市場で金利上昇が一服したが、騰落銘柄数は、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がほぼ半分ずつの状態が続き、マザーズ指数の上値は重かった。「プライム市場でそれなりに動きがあることによってグロース市場の人気が薄くなっている」との声が聞かれた。
東証マザーズ指数の終値は前日比2.83ポイント(0.38%)安い743.00だった。
東証グロース市場ではフリーやJTOWER、アイスペースが下げた。一方、ビジョナルやカバーが上げた。
値上がり銘柄数242、値下がり銘柄数276と、値下がりが優勢だった。
個別では、アマナ、アクアラインがストップ高。ヘッドウォータース、アディッシュ、スマサポは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、ユナイテッド、ジェイグループホールディングス、アズーム、日本情報クリエイトなど15銘柄は年初来高値を更新。JMC、Kids Smile Holdings、Aiming、アイデミー、GENDAが買われた。
一方、Institution for a Global Society、BBDイニシアティブ、グッドスピード、交換できるくん、トライトが年初来安値を更新。メイホーホールディングス、jig.jp、アジャイルメディア・ネットワーク、和心、メディアシークが売られた。
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