値下がり優勢、上値の重さ目立つ

 
東証グロース市場は前日の米ハイテク株高などを手掛かりに株式相場全体が上昇し、国内新興市場のグロース(成長)株にも買いが波及した。もっとも上値の重さが目立ち、急伸した日経平均株価の上昇率(1.41%)には及ばなかった。グロースCoreは弱含み。東証マザーズ指数の終値は前日比3.50ポイント(0.47%)高い741.04だった。
 
市場では「9月末に中間配当の権利取りを控える。配当が高い東証プライム市場の主力銘柄に関心が集まりやすい一方、無配が多い新興市場の銘柄には投資家の資金が向かいにくい」との指摘があった。
 
東証グロース市場では、ナレルGやジーエヌアイが上昇した。一方、フリーやtriplaは下落した。
値上がり銘柄数236、値下がり銘柄数280と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。SKIYAKI、Macbee Planetは一時ストップ高と値を飛ばした。ベースフード、イントランス、トラストホールディングス、アズーム、Photosynthなど11銘柄は年初来高値を更新。ナレルグループ、ピー・ビーシステムズ、アジャイルメディア・ネットワーク、コンヴァノ、Waqooが買われた。
 
一方、セルソースが一時ストップ安と急落した。総医研ホールディングス、アスカネット、G-FACTORY、データホライゾン、はてななど14銘柄は年初来安値を更新。ウェルプレイド・ライゼスト、フューチャーリンクネットワーク、ベストワンドットコム、セルシード、ココナラが売られた。
 
 
 

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