東証スタンダード市場は米国株高を受けて上昇して始まり、開始直後には上げ幅を3桁に拡大。しかし、すぐに上値が重くなって下げに転じた。読売新聞による植田日銀総裁へのインタビュー記事を材料に、銀行株など金利上昇を追い風にできる業種に買いが入った一方、半導体株や不動産株など金利上昇が逆風となる業種が売りに押された。
スタンダードTOP20は続落。出来高2億9503万株。値上がり銘柄数577、値下がり銘柄数726と、値下がりが優勢だった。
個別では、ホーブ、マリオン、アルファ、新東、タツミなど7銘柄がストップ高。安江工務店、桂川電機、ソレキアは一時ストップ高と値を飛ばした。ホクリヨウ、岐阜造園、藤田エンジニアリング、田辺工業、植木組など94銘柄は年初来高値を更新。トレーディア、日本テレホン、クオンタムソリューションズ、ハイレックスコーポレーション、テクノマセマティカルが買われた。
一方、ネポンがストップ安。出前館、アルファグループ、ファブリカコミュニケーションズ、ウルトラファブリックス・ホールディングス、ミライアルなど12銘柄は年初来安値を更新。ランドネット、ユークス、石井表記、かんなん丸、ランシステムが売られた。
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