東証グロース市場は外国為替市場で円相場が1ドル=140円台まで上昇するなど円高・ドル安が進行し、日経平均株価が大幅安となるなか、新興株市場でもリスク回避目的の売りが優勢だった。下落率は午後に一時4%を超えた。日本時間11日午前に開催された米大統領選候補者のテレビ討論会では、民主党候補のハリス副大統領がトランプ前大統領より優位にたったとの受け止めが浮上。11月の米大統領選でトランプ氏が再選されるとの思惑から形成されていた「トランプ・トレード」の持ち高解消が進み、日本時間午後の取引で円高・株安の動きが加速した。
グロース250、グロースCoreはともに下落。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに大幅に反落した。終値は前日比18.68ポイント(2.87%)安の632.14だった。
グロース市場ではトライアルやGENDA、フリーが下落した一方、インテグラルやGMO-FG、アイスペースが上昇した。
値上がり銘柄数82、値下がり銘柄数484と、値下がりが優勢だった。
個別では,プロディライトがストップ高。SBIレオスひふみ、アールプランナー、スペースマーケット、マーキュリー、ベストワンドットコムなど8銘柄は年初来高値を更新。カイオム・バイオサイエンス、エッジテクノロジー、フルッタフルッタ、トリドリ、ファーストアカウンティングが買われた。
一方、グリーンモンスター、アミタホールディングス、サンワカンパニー、コアコンセプト・テクノロジー、ブルーイノベーションなど8銘柄が年初来安値を更新。プレシジョン・システム・サイエンス、GENDA、グリーンエナジー&カンパニー、日本情報クリエイト、サイジニアが売られた。
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