値下がり優勢、グロース銘柄に売り

 
東証グロース市場は、グロースCore、東証マザーズ指数はともに大幅安。東証マザーズ指数の前引けは前週末比18.61ポイント(2.50%)安い725.11だった。米国の積極的な金融引き締めが景気を下押しするとの見方から26日に米株が下落しており、国内でもグロース銘柄に売りが及んだ。
 
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は26日の講演でインフレ抑制を優先する姿勢を示した。市場では「9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが0.75%の大幅な利上げをする可能性が高まった。米金利に上昇圧力がかかりやすく、高PER(株価収益率)銘柄が多いグロース銘柄に逆風となる」との声が聞かれた。
 
エニーカラーや日本電解が下落した。一方、プレイドやTORICOは上昇した。値上がり銘柄数54、値下がり銘柄数402と、値下がりが優勢だった。
 
個別では地域新聞社、TORICOがストップ高。ステムリム、I-ne、ブロードマインド、サンウェルズなど5銘柄は年初来高値を更新。データホライゾン、イメージ情報開発、アイペットホールディングス、WACUL、アディッシュが買われた。
 
 一方、LeTech、クリーマ、サインド、スペースマーケット、アイキューブドシステムズなど14銘柄が年初来安値を更新。ITbookホールディングス、アルー、プラスアルファ・コンサルティング、トレンダーズ、プロジェクトカンパニーが売られた。
 

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