値下がり優勢、グロース市場に上場する銘柄にも売り

東証グロース市場は朝から値下がり銘柄の数が値上がり銘柄数の数を上回って推移し、軟調な展開となった。東証マザーズ指数は、昨年7月以来の安値となった。グロースCoreも続落して終わった。
東証マザーズ指数は、前日比20.17ポイント(2.89%)安い677.80とこの日の安値で終え、連日で年初来安値を更新した。約1年3カ月ぶりの安値水準。
米国の金融引き締めが長期化するとの見方から3日の米株式相場が大幅に下落し、国内のグロース市場に上場する銘柄にも売りが波及した。国内の長期金利が午後に一段と上昇するなか、新興銘柄の相対的な割高感が意識されやすく、マザーズ指数は大引けにかけて下げ幅を広げた。
米長期金利が上昇し投資家心理が悪化。個人の動きは一段と鈍り、グロース市場は「売買代金も少なく、閑散としている」との声が聞かれた。
 
東証グロース市場ではジーエヌアイやサンウェルズが下落した。一方、カバーやセキュアヴェは上昇した。
値上がり銘柄数45、値下がり銘柄数496と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に新規上場したキャスターは買い気配のまま売買が成立しなかった。気配値は公開価格(760円)の2.3倍にあたる1748円に切り上げた。
 
同じくきょうグロース市場に新規上場したくすりの窓口の終値は初値比30円(1.89%)高の1610円だった。
 
個別では、霞ヶ関キャピタル、BBDイニシアティブがストップ高。セキュアヴェイルは一時ストップ高と値を飛ばした。日本ファルコムなど3銘柄は年初来高値を更新。セルシード、テクノロジーズ、インテグラル、プロジェクトカンパニー、シルバーエッグ・テクノロジーが買われた。
 
 一方、アミタホールディングス、トランスジェニック、メディネット、総医研ホールディングス、アスカネットなど113銘柄が年初来安値を更新。ライズ・コンサルティング・グループ、Laboro.AI、ベースフード、JDSC、フレクトが売られた。

 
 一方、アミタホールディングス、トランスジェニック、メディネット、総医研ホールディングス、アスカネットなど113銘柄が年初来安値を更新。ライズ・コンサルティング・グループ、Laboro.AI、ベースフード、JDSC、フレクトが売られた。
 

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