値上がり優勢、買戻し

 
東証グロース市場は年初来安値圏まで下落していたため、新興株は売られすぎとみた個人投資家が短期的な戻りに期待して買いを入れた。生成人工知能(AI)需要に対応して米マイクロソフトが国内でデータセンターを拡充すると伝わり、AI関連銘柄の買いを誘ったのも支えになったようだ。
グロースCore、グロース250は上昇した。東証グロース市場250指数の前引けは前日比4.21ポイント(0.60%)高の705.76だった。同指数は
グロース市場ではQPS研究所が買われたほか、ラボロAIやデータセクなどAI関連株の上昇が目立った。一方、イタミアートやカウリスは下落した。
値上がり銘柄数288、値下がり銘柄数221と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではASJ、データセクションがストップ高。Sharing Innovations、リアルゲイト、日本スキー場開発、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、ジャパン・ティッシュエンジニアリングなど9銘柄は年初来高値を更新。Laboro.AI、モンスターラボホールディングス、ispace、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、笑美面が買われた。
 
 一方、サインド、ヌーラボ、トランザクション・メディア・ネットワークス、ナルネットコミュニケーションズ、ブリッジコンサルティンググループが年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、キャスター、海帆、ヘリオス、Kudanが売られた。
 

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