値上がり優勢、買いが波及

 
東証グロース市場は米景気が悪化するとの警戒が薄れたことで8日に米株式相場が上昇し、国内の新興銘柄にも買いが波及した。グロース250とグロースCoreは上昇。
東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前週末比3.47ポイント(0.51%)高の678.34だった。
 
市場は12〜13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示される2024年末の政策金利の見通しを気にかけている。「米連邦準備理事会(FRB)は市場の想定よりもタカ派の見通しを示すかもしれないが、米景気の堅調さを踏まえた結果と捉えられれば株価が大きく調整する可能性は小さい」との声があった。
 
グロース市場ではQPS研究所やファーストAが上昇した。一方、海帆やジーエヌアイは下落した。
値上がり銘柄数305、値下がり銘柄数202と、値上がりが優勢だった。
 
 個別では、QPS研究所がストップ高。サイジニアなど2銘柄は年初来高値を更新。シンバイオ製薬、ジーネクスト、FIXER、トゥエンティーフォーセブン、グローバルウェイが買われた。
 
 一方、ラクオリア創薬がストップ安。ITbookホールディングス、サンワカンパニー、農業総合研究所、テックファームホールディングス、デジタルプラスなど38銘柄は年初来安値を更新。イトクロ、WASHハウス、ペルセウスプロテオミクス、エアークローゼット、ジェイフロンティアが売られた。
 

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