東証グロース市場は、午前の日経平均株価が3万9000円台に乗せるなど足元で一方的な株高が進んでいるなか、新興株にも出遅れ感に着目した見直し買いが続いた。
昨年末との比較では、日経平均株価は前日まで15%ほど上昇しているのに対し、グロース250指数は約10%下げている。東証プライム市場の大型株と比べると戻り余地が大きいとの見方も買いを誘っているようだ。
グロースCoreは堅調。東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比9.11ポイント(1.43%)高の647.88だった。
グロース市場では、第三者割当増資を通じての資金調達で財務体質が改善に向かうとの期待から日本電解が買われた。QPS研究所やエレメンツが上昇した。一方、カバーやインテGは下落した。
値上がり銘柄数367、値下がり銘柄数164と、値上がりが優勢だった。
個別ではワンダープラネット、サンバイオ、AHCグループがストップ高。WOLVES HAND、クオリプスは一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、PostPrime、サンワカンパニー、アンビション DX ホールディングス、G-FACTORYなど14銘柄は年初来高値を更新。ソフトフロントホールディングス、情報戦略テクノロジー、WASHハウス、コージンバイオ、INTLOOPが買われた。
一方、シンカ、アンジェス、アクアラインが年初来安値を更新。学びエイド、MFS、コンヴァノ、インテグループ、トラース・オン・プロダクトが売られた。
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