値上がり優勢、自律反発狙いの買い

 
東証グロース市場は、指数は朝方に年初来安値を一時下回ったが、間もなく自律反発狙いの買いが入って切り返した。日経平均株価が大引けにかけて一段高となった流れも追い風となり、指数はきょうの高値圏で終えた。
午後は「さすがに下げすぎている」との見方が市場で広がったようで、見直し買いの勢いが強まった。米航空宇宙局(NASA)との一部の技術協力を発表したKudanが一時ストップ高をつけるなど、個別で材料が出た銘柄への物色も目立った。
グロース250とグロースCoreは5日ぶり反発。東証グロース市場250指数は5営業日ぶりに反発した。終値は前週末比5.40ポイント(0.89%)高の613.54だった。
グロース市場ではレジルやカバーが上昇した。一方、Laboro.AIが下落した。QPS研究所は横ばいだった。値上がり銘柄数285、値下がり銘柄数253と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、クオリプス、アスタリスク、トラース・オン・プロダクト、東京通信グループがストップ高。エーアイ、Kudan、AHCグループ、アディッシュ、セルシードなど6銘柄は一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、ビザスク、オンコセラピー・サイエンス、グッドスピードなど6銘柄は年初来高値を更新。トリプルアイズ、エヌ・ピー・シー、STG、インテグラル、ビジネスコーチが買われた。
 
 一方、イシン、カウリス、マテリアルグループ、ジーエヌアイグループ、アスカネットなど68銘柄が年初来安値を更新。アイズ、ジャパンワランティサポート、アイビス、キャスター、TWOSTONE&Sonsが売られた。
 

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