値上がり優勢、自律反発の買い

東証グロース市場は前週まで両指数は下値模索の展開となり、マザーズ指数は1月に付けた年初来安値に接近した。週が明けた21日は日経平均株価が上昇し、投資家心理が改善したことで、グロース市場銘柄も「割安感が強まった」といい、幅広く見直し買いが入った。
東証マザーズ指数、グロースCoreは大幅高。東証マザーズ指数の終値は前週末比20.18ポイント(2.82%)高い734.57だった。前週末までに6日続落しており、市場では短期的に「売られすぎ」との見方もあった。きょうは新興市場の幅広い銘柄で自律反発狙いの買いが優勢となった。
中国など海外景気の不透明感が強まっているなかで「相対的に海外景気の影響を受けにくい新興市場の銘柄に物色が向かいやすくなってきている」との声も聞かれた。

東証グロース市場では、ウォンテッドやシーユーシーが上昇した。一方、クリアルやjig.jpは下落した。
値上がり銘柄数382、値下がり銘柄数146と、値上がりが優勢だった。

 個別ではシェアリングテクノロジー、ウォンテッドリー、アジャイルメディア・ネットワークがストップ高。ジーエヌアイグループ、アララ、rakumo、ポーターズ、jig.jpなど12銘柄は年初来高値を更新。ジーニー、Arent、免疫生物研究所、ROBOT PAYMENT、メドレックスが買われた。

 一方、ITbookホールディングス、ジェネレーションパス、Sharing Innovations、くふうカンパニー、エクスモーションなど19銘柄が年初来安値を更新。アマナ、プロパティデータバンク、Unipos、メディアシーク、クリアルが売られた。
 

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