値上がり優勢、米長期金利の低下などを受け

 
東証グロース市場は米長期金利の低下などを受けて10日の日経平均株価が大幅高となった。投資家心理も上向き、新興株市場に買いが波及した。直近で下落が目立っていた高PER(株価収益率)のグロース(成長)株には見直し買いも入りやすかった。東証マザーズ指数はしっかり。グロースCoreは反発。
東証マザーズ指数の終値は3連休前の前営業日に比べ6.82ポイント(0.97%)高の708.09だった。マザーズ指数は水準を切り上げて始まったが、その後はプラス圏で一進一退。マザーズ指数の上昇率(1.0%)はTOPIX(2.1%)など他の主要株価指数と比べ小さかった。市場関係者は「プライム市場の銘柄の方が値動きが大きく、投資資金がシフトした」と指摘していた。
 
東証グロース市場では、フリーやベースフードが上昇した。一方、GENDAやJDSCは下落した。
値上がり銘柄数374、値下がり銘柄数143と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、ペルセウスプロテオミクス、キャスター、INFORICHが年初来高値を更新。みらいワークス、日本ナレッジ、BuySell Technologies、ベースフード、SKIYAKIが買われた。
 
一方、ispaceがストップ安。インターファクトリー、サイエンスアーツ、Amazia、AnyMind Group、フリークアウト・ホールディングスは年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、ジェイフロンティア、フレクト、JDSC、エコナビスタが売られた。
 

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