値上がり優勢、米長期金利が低下

 
東証グロース市場は、米国の金融引き締めが長期化するとの警戒が薄れて1日に米長期金利が低下し、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が買われた。この流れを引き継ぎ、2日の東京株式市場でも新興銘柄に資金が向かった。
東証マザーズ指数、グロースCoreはともに大幅反発して終わった。東証マザーズ指数の終値は前日比21.80ポイント(3.40%)高い663.86と、高値引けとなった。マザーズ指数はこのところ10月26日に年初来安値をつけ、その後も底ばい状態だったが、「この日は、個人投資家は大型株ではなく、小型株に買いを入れた」といい、上昇率は日経平均株価などを大きく上回った。
マザーズ指数は6日から名称が「東証グロース市場250指数」に変わるため、きょうが指数算出の最終日だった。
 
東証グロース市場ではカバーやフリーが上昇した。一方、アジャイルやラボロAIは下落した。
値上がり銘柄数440、値下がり銘柄数97と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、マイクロアドがストップ高。アマナ、アクアライン、アディッシュは一時ストップ高と値を飛ばした。Delta-Fly Pharma、日本リビング保証は年初来高値を更新。ミクリード、AnyMind Group、Arent、AIAIグループ、弁護士ドットコムが買われた。
 
一方、ユナイテッド&コレクティブ、インターファクトリー、アルー、ジェイック、オンデックなど8銘柄が年初来安値を更新。ファンデリー、Laboro.AI、ストリームメディアコーポレーション、ジャパンM&Aソリューション、メイホーホールディングスが売られた。
 
 
 

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