値上がり優勢、米長期金利が低下

 
 
東証グロース市場は、米国市場で長期金利が低下して株価指数が上昇したことが好感され、堅調な展開となった。東証マザーズ指数は4営業日続伸。グロースCoreは大幅高。
東証マザーズ指数の終値は前週末比13.33ポイント(1.78%)高い762.78だった。前週末の米株式相場が上昇し、投資家心理が改善。週明けの国内の新興株市場でも主力株を中心に買われた。米連邦準備理事会(FRB)が重視する物価指標がインフレの鈍化を示して前週末の米長期金利が低下したことも、マザーズ指数を構成するPER(株価収益率)の高い成長株の支えとなった。
 
ビジョナルやフリーが買われ、TKPも上昇した。一方、マクビープラは売られた。証券会社による投資判断の引き下げがあったフロンテオも下落した。
値上がり銘柄数326、値下がり銘柄数169と、値上がりが優勢だった。
 
3月31日に東証グロース市場と福岡証券取引所のQボードに新規上場したフュージックは上場2日目となる4月3日、公開価格(2000円)の3.3倍にあたる6530円で初値を付けた。終値は初値比950円(14.5%)安の5580円だった。
 
個別では、Delta-Fly Pharma、イメージ・マジックがストップ高。フィット、サンクゼール、LAホールディングス、オークファン、アドバンスト・メディアなど28銘柄は年初来高値を更新。リニューアブル・ジャパン、ジャパニアス、pluszero、スマートドライブ、INTLOOPが買われた。
 
 一方、ジーニーがストップ安。Fusicは一時ストップ安と急落した。Kudan、AnyMind Group、アスタリスク、NexTone、INFORICHなど6銘柄は年初来安値を更新。TDSE、SBIリーシングサービス、SERIOホールディングス、ドリコム、アルーが売られた。
 

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