値上がり優勢、米景気悪化への警戒が和らぐ

 
東証グロース市場は米景気悪化への警戒が和らいだことで8日に米株式相場が上昇。個人投資家の心理が上向くなか、新興銘柄は買いが優勢だった。押し目買いが先行したが、買いが一巡すると利益確定売りに押されるようになり、上値が重かった。
市場関係者は「売られた銘柄の買い戻しが中心だった。大型株に資金が集まっており、新興企業株の値動きに強さはない。ただ、長い目でみれば米国と同様に中小型株が選好される場面が来るだろう」と話していた。
グロース250とグロースCoreは小幅上昇。
東証グロース市場250指数の終値は前週末比2.37ポイント(0.35%)高の677.24だった。
 
グロース市場ではGENDAやウェルスナビが上昇した。一方、カバーやフリーは下落した。
値上がり銘柄数274、値下がり銘柄数237と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではQPS研究所がストップ高。シンバイオ製薬は一時ストップ高と値を飛ばした。サイジニアなど2銘柄は年初来高値を更新。FIXER、ジーネクスト、グローバルウェイ、東京通信グループ、松屋アールアンドディが買われた。
 
 一方、ラクオリア創薬がストップ安。ITbookホールディングス、ソフトフロントホールディングス、サンワカンパニー、農業総合研究所、ユナイテッド&コレクティブなど52銘柄は年初来安値を更新。デジタルプラス、イトクロ、ペルセウスプロテオミクス、アマナ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが売られた。
 

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